味見して塩を足してくと、いつもしょっぱくなっちゃうんだよね・・・。笑
なんだかいつも濃いめの味付けになりがち。料理中に味見したら美味しいのに!どうしてだろう。
もしかするとそれ、間違った「味見の方法」をしているのかも。今回は料理上手になる近道「正しい味見のコツ」について解説していきますね!
\ YouTubeの動画でも3分33秒でわかりやすく説明しています! /
目次
何度も味見をするのはNG!
味見をしたら、ちょっと薄く物足りない感じ。 お塩をちょこっと足して再び味見をしたら、まだ物足りない。 さらに塩を足して……
実はこれ、NGなんです!
何度も続けて味見をすると、舌が塩味に慣れてしまいます。
ちょうどいい塩加減だったとしても物足りなく感じ、濃いめの味になりやすいんです。さらに、味見をするたびに睡液が分泌されるため、何度も味見をすると睡液で料理の味が薄まってしまい、本来であればちょうどいい味でも薄味に感じやすいんです。
一度に味見を続けておこなうのは、多くても3回くらいまで。
それでも味が決まらない時は、次の方法を試してみてください。
・少し時間をあけて味見をする ・一度お水で口をゆすぎリセットする
舌先でちょこっと味見。これもNG!
こちらもNG。量が少なすぎると過剰に睡液が分泌されるため、こちらも睡液で料理の味が薄まってしまい、ちょうどいい味でも薄味に感じやすく、結果的に濃い味付けになりやすいです。
味見をする時はある程度の量、スプーン一杯くらいをとるようにしましょう。
[ 豆知識 ]
味を感じるのはどこでしょう?正解は舌表面にある小さなつぶつぶ(味蕾)。このひとつのつぶつぶにつき50~100個の「味細胞」が集まっています。この味細胞の寿命はたったの10日ほど。次々に新しい細胞に入れ替わっています。
正しい味を認識することは命に関わる大切なことだからです。
もし、「最近、味が感じにくい。」「いつも口の中で苦味がする」などの違和感があるとしたら、その原因は亜鉛不足かもしれません。
味付けは食べる時の温度で。
\ YouTubeの動画でも3分33秒でわかりやすく説明しています! /
ぐつぐつ煮込んだシチュー。あつあつのお味噌汁。ふ〜ふ〜しながら味見をして、お皿によそって・・その後食卓で食べる時はかなり温度が下がっています。
味見をする時は、食べる時と同じ温度で行うことが大切です。
なぜなら、味は温度によって感じ方が違うからです。
熱い料理は「ちょっと薄味」でちょうど良くなる。
塩味は、熱い時には薄く、冷たい時には塩辛く感じます。
お味噌汁は熱々の時に「ちょっと薄め」でよそうとちょうど良くなります。
冷製スープなど冷たいものを作るときは、熱い時に薄味にしておいて、後から冷えたところで味を整えると失敗がなくなりますよ。
注意!冷たいものは甘味を感じにくい=砂糖が多め!
甘味は、あったかい時(体温と同じくらいの35℃)に1番強く感じられます。
確かに。冷たいココアよりホットの方が甘いかも。
そうなんです!ここで注意したいことがあります。
ちょっと話が脱線しますが、痩せたい人はぜひ聞いてください!
冷たいジュースやアイス⚪︎⚪︎は、甘味が感じられにくいので、その分砂糖を多くして作られています。冷たいスイーツも同様に。
ぎゃー!だからアイスは太るのねん!!
この甘味と温度の関係を応用して、私はお家でココアなど甘い飲み物を作るときはぬるいくらいにしています。そうすれば砂糖やハチミツの量が最小限で済みますよ!
小皿にとって味見をすれば失敗ナシ!
話を戻しますが、食べる時と同じ温度で味見をすると言っても、冷めるまで待っていられないですよね?
そこで解決策としては、正しい味見の方法、小皿にとってから味見をすることです。
なるほどぉ。わざわざ小皿にとるってめんどくさいって思ってたけど、そういう意味があったのね!
確かに料理人って、小皿で味見をしてるよね!
[ 豆知識 ]
舌先では甘みを感じ、舌の根元では苦味と言うような「味覚地図」を聞いたことはありませんか?医療系の方は解剖生理学習ったかもしれません。
実は、これはウソ。
味は、舌の部分的ではなく、舌全体で感じるということが近年わかってきました。
2000年に味物質を検出する受容体(細胞膜や細胞内にあるホルモンや化学物質などと結合して細胞内に反応を起こすタンパク質)が発見されました。味覚のメカニズムの解明が急速に進んでいます。
・続けて味見をするのは多くても3回まで! ・お水で口をゆすいでから味見をする! ・味付けは食べる時の温度で。 ・小皿にとって味見をすれば失敗ナシ! ・熱い料理は「ちょっと薄味」でちょうど良くなる。 ・注意!冷たいものは甘味を感じにくい=砂糖が多め!
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